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ご主人様=ドSせんせい
第56章 永遠☆ずっとずっと
抱き締めていた先生の腕が緩んで、私の体が先生から離れた。
私はそのまま先生から少し離れて、顔をあげて先生に微笑む。
見つめた先生は、授業で見る真面目な先生だったけど、私を見るその瞳は、恋人を見る優しい瞳のままだった。
「先生、今までレッスンありがとうございました。」
そう言って先生に、お辞儀をする。
何も言わないけど、笑顔の先生がそこにはいた。
教室を出ようとした私に先生が、声を掛ける。
「神田さん。こちらこそ、ありがとう。」
先生の優しい声が教室を出たあとも、私の耳に残る。
星夜さん、愛してる。
そう胸の中で囁いて、私は音楽室をあとにした。