この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
ご主人様=ドSせんせい
第56章 永遠☆ずっとずっと
音楽室での個人レッスンは、もうなくなってしまった。
学校で会う先生は、初めて会った時の先生と同じで。
音楽室で二人きりの時間が嘘だったように、先生とは何もなく月日がたっていった。
柊斗と花菜、そして琉亜はそんな私達を心配してくれたけど、私は何も心配なんてなかった。
だって、私は先生を信じているから。
それに、先生への思いは誰にも負けないから。
だから、学校でこうして先生を見る事が出来れば、それだけで大丈夫だし、幸せだ。
もう自分に自信がなくて、心配ばかりしていた私ではないから。
卒業式が終わったら、堂々と先生に愛してると伝えると決めているんだもの。
だから、私は大丈夫。