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第56章 永遠☆ずっとずっと

何度も何度も通った音楽室。

愛おしいあの人に会うために、いつも心踊らせていた。

この扉を開けるのも、今日が最後になるんだ…。

そう思うと、今までの３年間がよみがえってきて、扉を開けられずにいた。

躊躇する私が扉に手をかけると、音楽室の中からかすかに、あのメロディーが聞こえてきた。

そう、あの日。

桜が舞う教室で聞いた。

先生を初めて見た時に聞いたあの曲。

私と先生は、この曲から始まったんだ。