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Dear
第2章 新たな挑戦
「…………あ、あの、
ちょっと待ってナツ…」
ナツが今、私に、
付き合ってくれって言ったの?
蘭は混乱しすぎて、
頭の中が整理できない
そんな蘭の様子を見た夏貴は、
蘭を逃げられないようにしていた
手足を退けると、ゆっくり口を開く
『今まで幼馴染みだったのに、
急に言われてもびっくりするよな。
だから、今すぐに
返事してくれなくていい』
夏貴はそう言うと、
『じゃあな、気をつけろよ』
と言って路地から出ていくと、
夏貴が走っていく足音が
だんだん遠のいていった……