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Dear
第3章 誰にも秘密のイケナイ行為
蘭の体に触れている
夏貴のたくましい腕や、硬い胸板が
今起こっている現実を突きつける
……幼い頃にもこうやってナツに
抱きつかれたことはある
けれど今のナツは、幼い頃のナツとは
背も、体つきも、足の大きさも、声も、
いろんなところが変わっている
私、心のどこかで
ナツは幼馴染みなんだし、
きっと私の事なんて
恋愛対象に入らないって思い込んでた
蘭は夏貴から離れようと
じたばたと抵抗するも、
夏貴は表情ひとつ変わらず
びくともしない