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Dear
第3章 誰にも秘密のイケナイ行為
ーーいま私は、ちゃんとナツに
笑顔を作れる自信が無い…!!
ナツに顔を見せられないよ!!
そんな蘭の思いを知るはずもなく、
夏貴は椅子から立ち上がると
ゆっくり蘭の元へと歩み寄る
でも蘭は夏貴に
どうしても顔が見せられなくて、
素早く立ち上がると
「あ、休憩終わりだから行かなきゃ!」
と言って、
お客さんとユウ兄が待つ表へ出ようと、
扉の手すりに手をかけるがーー
ーーーガタンッ!!
「ーーきゃっ!?」
突然夏貴が蘭の腕を引っ張ったから
蘭はよろけてしまい
椅子に足をぶつけてしまったが、
夏貴はそんな蘭を両腕で受け止める
ーー嘘でしょ!?
いま私、ナツに抱きしめられてる!?