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Dear
第2章 新たな挑戦
「まあ、ナツじゃ分かんないよね…
運動バカだから勉強出来ないもんね」
すると寝転がっていたナツは
ガバッと勢いよく起き上がり、
テーブルに乗り出す
『お前こそ読書が趣味の
運動出来なくて、勉強もそこそこで
数学はからっきしダメな
バカじゃねーか!』
「うっ……」
ーー何も言い返せない……
ナツは私にバカと言われたことに
ちょっと腹が立ってるみたいで、
腕を組むとわざとそっぽを向いて
私を視界に入れようとしない
でもそんなナツの機嫌を一発で直せる
秘密兵器を、幼馴染みの私は知ってる