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二人の密会
第3章 雌犬の開眼
雌犬は携帯を持ったままトイレに行った
暫くして戻って来ると、充血していた

「どうしたんだ?」

「なんでもない」

「携帯を貸して」
ホムペを開き、投稿欄を見た
あの男からの絡みがあった
それは予想していた
が、内容が予想外だった

雌犬の、「なにもない」って返事の気持ちも、性格からしたら理解できた

部屋の電気を消し、雌犬の隣に潜った
腕枕をしてやり、唇を重ねた
雌犬も僕の首の後ろに腕を回し、抱き着いてきた

「貴方の事、誤解してた」

「もういい。分かったのならそれでいい」

「ダメ。ちゃんと言葉で伝える」

そう言って、一呼吸置いてから

「私の躰に飽きて、丁度代わりのマゾが現れたから、味見してよかったら私は棄てられると思ってた。エッチの間、ずっと考えてた、貴方の代わりを見つける方法を」

そこまでで息を切らせた
冷蔵庫のビールを開けて、雌犬に渡した

「こんなになった躰と精神を理解してくれる人が他にいるかなって。不可能じゃないけど、直ぐに現れないと躰が耐えられなくなってる。こんなに風にしたのは貴方。だけど、貴方は離れて行く、そう思ってたの、ホムペの投稿を見るまでは」

僕はずっと口を挟まず、雌犬の言霊を吐き出させてやろうと思った

「あの人の投稿文を読んで気づいたの。貴方に対して、楽しそうって。羨ましいって書いてあった。貴方はいつも私を楽しませる事しか頭にないって。ユウコの事もプレイだけで、貴方にユウコに対しての恋愛感情はないって分かった」

そこまで言い切って落ち着いたのか、僕の腕に寄り添ってきた

「ユウコとのプレイを言えば面白くない。だから黙ってた。でもあのユウコって子はいい子だ。何かあったら、相談にのってやってくれ」

「分かってるつもりだよ。私は貴方の線路から脱線するところだった。一人で勘違いして」

「分かったんならもういい。俺もそこまで追い込んでしまった。もう他人を絡んだプレイはしないから安心しろ」

雌犬を抱き締め布団に潜り、お互いを責め合った

翌朝ユウコが部屋に来た

「夕べはありがとうございました。お二人を見て、何か吹っ切れた感じがします」

「ユウコさん、何かあったら電話してきて。直ぐに飛んで来るから」

「ありがとうございます」

「貴女に合った彼氏が現れる事を願ってます」

ユウコに挨拶を済ませチェックアウトした。
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