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第1章 出会っちゃったみたい☆

午後7時。

勤務を終えた作業員たちがぞろぞろと帰って行く。


ロッカールームでタンクトップ+ボクサーパンツになり、
理玖はTシャツを着た。

龍の刺繍入りパーカーを羽織る。


ダメージジーンズを履き、
私物のくたびれたスニーカーに足を通す。



『おつかれさーん』
『おつかれー』

バラバラと帰って行く男たち。



理玖も『おつかれっす』
と挨拶をして駐車場の軽自動車に乗り込んだ。


車を運転しながら左手にスマホを持つ。

『あー城田ぁ？
久しぶりー。
今日集まるか？
皆居る？わあった、今から行く』


ポイッと助手席にスマホを投げた。



『………久しぶりにヤれんなぁ♪♪』
鼻歌を唄いながら、
車を走らせた。