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〇〇を教えて。。
第5章 ムズカシイけどイイみたい☆
『ちょい疲れた…………』

慣れないことをしたから、
さすがの理玖様も少し疲れる。



渚遥香をコールした。


街を歩く。

もう真夜中に近い時間帯だ。


「はい?」
棘のある渚の声。

『あ、遥香ぁ?
終わったぞ。すげぇ疲れた』


「そう。
お客様から早速メールが入ってるわ。
〔とても優しい男性をありがとうございました〕ですってよ?」




『遥香、何怒ってんの?
あ。
まさか~~~?
自分にも優しくしてほしいとかぁ?』

理玖はニヤニヤする。


「……………合格よ。
お客様に良い評価をいただけたなら、
あなたはこの仕事に向いてるわ。
次も頑張りなさいよ」



『次?うん、まぁやってみる。
なぁなぁ、次も褒められたらまたヤらしてよ』

理玖は先ほどの疲れはもう忘れた(そういう性格なのだ)。



「…………1回だけって言ったでしょ!!
次のホテル間違えちゃダメよ!
さっさと準備して行きなさいっ」

プツリと切られてしまった。




『も~。
素直に「優しくして☆」って言やぁいいのに♪♪』

ピルル……♪♪♪♪
ピルル……♪♪♪

スマホが鳴る。




見ると知らない番号だ。

『もしぃ??』


「…………………ようやく出たな…………」
男の声。


『誰だよ?
間違いじゃねぇ?』理玖は首を傾げる。


「貴様…………
夜、何をしてるんだ??」


この声、どっかで…………


『あ!オッサンじゃん!!
ヤッホー、元気?』
理玖は宗一郎だとやっと気付いた………………
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