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〇〇を教えて。。
第5章 ムズカシイけどイイみたい☆
理玖は夜の街へと出向く。



夜の仕事に行くときは、
車じゃなく徒歩。

そのほうが移動しやすい。



大概、
ホテルに赴く。
そしてホテルは似たような場所に集合している。






理玖は軽やかな足どりで指定されたホテルへ向かった……………………………………………




























『………うっ……………
さ、さすがにムチは痛ぇな』

明け方。

3人目の客が〔女王様〕をしたいとオーダーしてきた。
30歳の主婦だ。

ヒールで踏まれ、
ムチで叩かれた。


『前なら仕事カンケーなく犯してたぞ、あの女』

遥香にメッセージを送る。

プレイ内容を細かく書いて、
〔こんだけしたから金多めにくれない?〕と強請(ねだ)っておく。





部屋に入り、
『3時間寝よっと』とアラームセットをしてベッドに倒れ込んだ。
そのまま眠りに堕ちる。


















『なぁ理玖~~~。
エビフライ交換してよ』
昼休み、
定食屋にてフライ定食を食べていると真田が横からエビフライを奪う。

『あっ!!
何すんだよっ!先輩でもエビはヤダよ』
と箸で制止する。
『ブロッコリーならいい』と付け合わせのブロッコリーとパセリをポイポイ真田の皿に載せる。


『ひっでぇ(笑)

あーあ、傷心の先輩にエビフライくれよ~』





『何かあったんすか??』
白身魚のフライをパクつきながら理玖は問う。


『何かって……。
藤代先生クチ堅いんだなー。
白石先生にフラれたんだよ俺』


『………まじ?!』


見ると真田は眉を下げて力無く笑う。
『フラれたっつーか。
相手にされなくてさぁ。分かっちゃいたけど堪えるもんだな』


『つか何で宗一郎??
あ、紹介頼んだとか?』

真田が頷く。

恋する乙女だった真田が、
枯れた流木のようになっている(これは元々痩せて色黒なのだが……)。



『………元気出しなよ………
仕方ねぇなぁ。はい』

理玖はフライをひと切れ真田の皿に載せた。

『サンキュー………って尻尾かよ!(笑)
世界が違うって辛ぇなー』









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