この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
〇〇を教えて。。
第6章 イイのになかなか☆
『まーな。
面白いし、ベンキョーになる』
理玖は苦笑い。


『……………あなたから〔勉強〕なんて言葉が出るとはねぇ』


『俺っち成長してるだろ?笑』


『そうね。
意外だわ』


『ひでぇ~。
まぁ金になれば助かるし』




『____借金返済の?』


『うん。
宗一郎が半分助けてくれたし、
ちょっとホッとした』 


___宗一郎って、さっき言ってた恋人………

そんな援助までするとは。

どうやら理玖はかなり愛されているみたいだ。




『へえ?どんな人なの?』
渚は本来こんなに踏み込むのはNGだと思いつつ、
(早瀬のが強引だったし……)と〔言い訳〕を付けて訊ねた。



『インテリってやつ?
細胞の研究なんかやってる変態で27歳』
理玖は嬉しそうに微笑む。


『____へぇ……………』
これまた意外である。

理玖ならば似た感じの年下相手かと思っていた。


渚もこんな仕事に身を置いているため、
性の嗜好やら性別の有無などは人それぞれだということを見てきた。男女だから成り立つ訳ではない。



(インテリかぁ………)
それはどんな男なんだろう?
と考え、
慌てて思考を取り消す。




『なんとか京大付属………微生物研究所………』
理玖は、首を傾げてむにゃむにゃ言う。
『何だったっけ?
らんちゅう大………違うな』
それは金魚である。



『____は?
まさか蘭京大?微生物研究所?!』
渚は声をワンアップしてしまう。



『あー、それだ!そこに勤めてんだよ。
家に小さい怪獣いたぞ。
めちゃめちゃ気持ち悪ィの』
理玖は小型怪獣のような、
気味が悪い生き物が入った瓶を思い出して鳥肌が立った。
身震いする。


『____…………そう。
ふぅん………………』

渚は驚愕してしまった。

自分が中途退学した大学だ。



ん………………………?

宗一郎……………………?





渚は、
クラウンを路肩に寄せてハザードランプを押す。

『あり、どしたん?
送ってくんないの?』
理玖はきょとんとする。


渚が理玖の顔を見た。

『ねぇ、早瀬。
まさか…………相手、藤代って姓じゃないわよね?』











/307ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ