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〇〇を教えて。。
第7章 なかなかウマくいかないみたい☆
変化、していたのか…………



今さらながらに気付く。


宗一郎はスマホをチェストに置くと、
部屋の灯りを消した。

ベッドサイドのランプのみ点けておく。



理玖の体の隣に横たわる。



(ならば、
変化を与えてくれた理玖に………
尚一層感謝だな)

薄明かりが理玖の高い鼻を照らす。

長い睫毛に涙のあとがある。



(救わなければ…………
理玖を)

宗一郎は理玖の右腕に左手を絡ませると、
目を閉じた。






















_________

あれ………?


優月じゃん。

何やってんだ?


優月か座り込み、
何やら地面を弄っている。
背中を丸めて。

__おーい、優月つぁん♪♪


理玖は優月の頭を小突く。



〔痛っ。

何すんのよ、理玖〕


よかった、いつもの優月だ。

優月はこちらを見ない。


ふと不穏に感じる。


理玖は優月の隣に腰を下ろす。


__何やってんの?



〔言いたくない〕

__言いたくないって……

〔理玖に話すと、
怒るから〕


__は?内容によるじゃん、そんなの。


〔ぜったい、
怒って羽乃に襲いかかる〕


__はの?

はのって、誰だっけ……………


優月の体が薄くぼやけた。

__あれ?
目が変。
おかしいな、視力2.0なのに。


〔だから、さよなら〕

優月の体がぼやけて消えてゆく。


__優月!!
待てって!!
ゆづき!!




『_____づき!!!』

ガバッと起き上がった理玖。

肩が震えて、
汗をびっしょり掻いていた。



辺りが暗い…………



『ゆづき…………
ゆづきーっ!!!
ゆづきっ!!!』
錯乱した理玖は、
薄明かりの中手探りで立ち上がる。


ふわっと背後から抱き締められた。
誰かに。


『離せ!!
ゆづき、待てっ、
行くな!!!ごめん!!!俺が悪かったから、
行くなーっ』
理玖は力の限り叫ぶ。




グヮン!!
と啼き声がした。

犬の声。


理玖は、
ハッと動きを止めた。


ペタンとへたり込む。


『…………………ゆづき……………
怒るって何だよ!!』
何か見えないが、
シーツのような柔らかいモノがある。
掴み、殴った。



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