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〇〇を教えて。。
第7章 なかなかウマくいかないみたい☆
『108……………1階か。
こっちね』
渚はさっさと部屋に向かう。



何泊かすれば羽乃とすれ違うだろう。

それまで待とう………



そう思いながらミシミシ鳴る板の廊下を歩いていたら、
前から男が来てぶつかった。


『チッ!
どこ見て歩いてやがんだコラァ』
男が怒鳴る。


____謝るに限る。
こういう輩(やから)は威圧的に振る舞いたいだけ。


『申し訳ありませ…………』
男を見て愕然とした。



羽乃だった。



日に焼けた浅黒い肌。
彫りの深い顔。
イケメンである。

しかし人相が悪い。


一見してヤクザと分かる。


『あ?何見てんだ?
…………アンタここに泊まんのか?』



『あ、いえ…………
俳優の阿部○に似てるなと見惚れてしまいまして』
咄嗟に世辞を言う。



すると羽乃はコロッと機嫌を良くした。

『何だお前分かってんじゃん?
気をつけろよ?』

渚の肩をポンと叩き、
鼻歌を歌いながら歩いてゆく…………………







単純………………

一瞬、理玖の顔が浮かんだ。

(ダメ!単細胞だからって一括りにしてどうすんのっ)

平静を装い、
108に入る。

6畳ほどの和室。
隅に布団・枕が重ねてあるだけ。



窓があった。





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