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〇〇を教えて。。
第8章 ウマくいったらHappyみたい☆
『宗一郎、
渚にあまり詰問はしないで。

軽いといっても撃たれたのよ。

傷口が開いちゃう。
安静にしなければ………』



渚は麻酔が残っている。
目がボンヤリしていた。


(無関係、なんてちゃんと聞かなくていいわ………)
毬佳は胸が痛んだ。





宗一郎はハッとし、
『あ、済まない…………

つい苛立ちが勝ってしまった。

渚くん、ゆっくり休んでくれ。
理玖も明日から復帰だから大丈夫だ』
と慌てる。





『渚、宗一郎の言う通りよ。

しばらくゆっくり寝て?』

毬佳はシーツを渚に掛け、
宗一郎を促し〔特別室〕を出た。















________『はあ…………。
参ったな。
渚くんがあんな行動を取るなんて』


白石医院の休憩室にて二人はコーヒーを飲んでいる。

『無茶過ぎるよ。
理玖の代わりなんて幾らでもいるだろうに………、

それに僕は内心理玖には夜の風俗業など戻って欲しくないからね』


宗一郎も混乱していた。



が、
毬佳はムカッときた。



『……………宗一郎?

あのねぇ、女が危険をおかしてまで独り行動する理由なんて仕事熱心だからな訳ないでしょ?』

喧嘩腰に突っかかる。

宗一郎は研究者として優秀だ。
だが、こと人間の感情面に関して疎すぎる。
言葉通りに受け取る宗一郎に腹が立った。



『えっ???

……………違うのか?

じゃあ……………一体何故だ??』
宗一郎は目が点だ。




毬佳は宗一郎の鈍さにイラッとし、
ヒールの踵で靴を踏んだ。


『痛い!!』
目を白黒させる宗一郎。



『分からなくていいわよ、
あなたはっ!!
早瀬に手料理でも食べさせなさい!!明日から復帰なら、チカラをつけたほうが良いんじゃなくてっ?!それにあなたも研究途中でしょっ、お咎めあるんじゃない?!!』
さすがに渚本人が不在の時に渚の本音は言えない。



『渚は私がしっかり診るわ。

経過は連絡します』
フンッと鼻を鳴らしてヒールをカツカツ言わせ、
毬佳はコーヒーカップを持ったまま休憩室を出た。



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