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〇〇を教えて。。
第8章 ウマくいったらHappyみたい☆
シスターに礼を言い、
理玖は学園を後にした。




本当は優月と過ごした学園の寮を覗きたかったけど。


今はもう在籍中の子供が使っている。



理玖は涙は出なかった。

いくら泣いても優月はもういない。




運転しながらスマホを取り出す。

宗一郎をコールした。



「もしもし?
おつかれさま」
淡々とした低い声。



『宗一郎、おつ-。
今さ、優月の墓参りしてきたよ』


「……………そうか。

僕も行くつもりだったが……………
一人で行ったんだな」



『ああ。
何も言わないよ、あいつ。

なぁ宗一郎。
今日そっち行っていい?』



「昨日まで居ただろう?
いつでも来なさい。


今日は遅くなるが…………
よる12時は過ぎるぞ?
それでも良いか?」




『うん。

アパートに戻ってメシ食ってから行くよ』



「了解」




通話を終える。


宗一郎は(墓参りは一人のほうが良い。
僕が入り込む余地はない……)
とペンを置いた。




『そうだ。
毬佳くんに聞かないと』
渚遥香の具合。


それに_____


優月くんの自殺の本当の理由。



渚は〔違和感を感じた〕と言っていた。



『_____まさか』

羽乃に接触したのは、
その為か……………………………!?


閃きのように思い付いた。

〔女が危険をおかしてまで、独り行動する理由が仕事なわけないでしょ〕
毬佳のセリフ。


僕に対していやに険しい態度………………

宗一郎の中でカチッと繋がる。






『そうだったのか………………!!
迂闊だった、気付かなかった………………』


だから毬佳は怒っていたんだ。



ならば、毬佳は既に〔真相〕を知ってるのじゃないか?


宗一郎はスマホで毬佳をコールした。






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