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〇〇を教えて。。
第2章 始まりそうな予感みたい☆
城田武瑠【しろたたける】の自宅は、

親が住んでいる家の隣にある。


エステサロン経営者の父親を持つ城田はバイトもしない。


一軒家も建てて貰って女を連れ込み合法ドラッグを売買している。

理玖より1歳上の城田。


『よぉ。
あれ、どうした凛?(笑)
お前リク専属かぁ』


城田がタバコを吸いながらニヤつく。ジャージを上下着て、チェーンネックレスを重ね付けしていた。

ソファーでは男連中が麻雀中だ。
ジャラジャラと牌を廻す音が響く。

「おーリクじゃん」
「ちわっす……」


仲間のタカと後輩らしき男が挨拶をする。


『なぁ、酒ねぇの?』
理玖はソファーの端に座った。


『今ねぇな。
つか買って来いよ、来るんならさぁ』

『運動(→sex)してたからなぁ。
城田さぁ、
優月から連絡ないか?何回送っても無視するし、TELも出やしない』


『優月?
………ああ、アイツは……』城田が息を吐く。


『へ』
愚痴を溢したつもりだった。城田の意味深な返答に間抜けな声が出た。


『………いや。
…………お前は知らないほうが…』

理玖は嫌な予感がした。
城田は悪いヤツだけれど、まどろっこしい喋り方はあまりしない。


城田のジャージの首を掴む。

『どーしたよ、
優月は?!
何か知ってんのか?
あったのか?何だよ今の間は!!』



麻雀をしている4人がピタリと動きを止めた。
はりつめた空気になる。

『……………優月は、
風俗で働いてるよ。
あれはもうダメだ。
関わらないほうがいい。

風間【かざま】組がバックにいる』


『……………え?
優月は就職したはずじゃ…………』
優月も理玖同様に就職の世話を受けて一般事務に就いた。


斡旋職員と問題ばかり起こす理玖とは違い、
優月は職業訓練も受けて簿記の資格とPC操作も習得した。


『――――俺、見てくる』
理玖は城田宅を出て車を走らせた。。
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