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変心
第2章 開放
好きだったはずの家事がおろそかになってきていた。

掃除はなんとかしているものの、洗濯の回数は減り、まとめてするようになった。

その分汚れやすい下着等のストックとして買い物が増える。

下着は男を意識するようなものになった。

色はさほど変わらないが、生地の面積が減り大胆なデザインを好んで買ってしまう。

下着以外も同様だった。

脚の露出を増やすためにスカートが多くなる。

合わせて身体のラインや胸の存在を強調する服装を選んでいた。

今日も淫らな視線を浴びて発情した身体を静めるために帰宅後着替える事もなくオナニーにふけった。


今何時なのかもわからないが、いつの間にか帰ってきた夫はオナニー中の私を見るなり襲いかかってくる。

もちろん断る理由なんかない。

疼ききった身体は自慰なんかでは静まるわけなんかないのだから。

形がくっきり出ているノースリーブのセーター越しに、乳房が夫の手によって激しくその形を変えている。

痛みはあるがそれすらも快感だった。

その後、愛撫もそこそこにスカートを下ろされ四つん這いにさせられる。

「やらしい美佐もかわいいよ」

彼が帰宅してから発した最初の言葉は私にとって最高の誉め言葉だった。

彼にさらしたままの秘所から愛液が溢れ内腿を流れ落ちていく。

「今日も一杯気持ちよくなれよ。美佐」

言われなくても数回の腰の動きで簡単に絶頂してしまう。

しかし1回で満足出来そうもない。

夫が買ってきた夕飯に手をつけるのはいつになるだろう?

ぼんやりと脳裏をよぎったが、もっと深い快感を求めて獣のような喘ぎ声を出していた。
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