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ディスタンス
第5章 匠の浮気現場を取り押さえろ
さて。
そんなことより、この匠の浮気なのか依頼なのかわからない出来事の真相を確かめなくてはならない。
ボディーボードの帰り、携帯に電話が来た。匠からだ。
「匠?」
「今どこだ?」
「カピオラニで軽く飲もうかと思ってるとこ」
「ちょうどいい。ゆっくりしてけ。俺は今日、帰れないから」
匠が言うとあたしはムッとして、運転してるジミーと後ろに座っているアンジェを横目で見た。3人で顔を見合わせていると、
「ねぇ、匠。今度の依頼人て、社長さんなんだよね?」
と尋ねてみた。
「なんだ?今さら。そうだよ」
「女?」
「女だ」
「若い??」
「…女の依頼人に妬くのか?そういうのは嫌いだって」
呆れた声で匠が言うと、あたしは舌打ちした。
そんなことより、この匠の浮気なのか依頼なのかわからない出来事の真相を確かめなくてはならない。
ボディーボードの帰り、携帯に電話が来た。匠からだ。
「匠?」
「今どこだ?」
「カピオラニで軽く飲もうかと思ってるとこ」
「ちょうどいい。ゆっくりしてけ。俺は今日、帰れないから」
匠が言うとあたしはムッとして、運転してるジミーと後ろに座っているアンジェを横目で見た。3人で顔を見合わせていると、
「ねぇ、匠。今度の依頼人て、社長さんなんだよね?」
と尋ねてみた。
「なんだ?今さら。そうだよ」
「女?」
「女だ」
「若い??」
「…女の依頼人に妬くのか?そういうのは嫌いだって」
呆れた声で匠が言うと、あたしは舌打ちした。