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第5章 匠の浮気現場を取り押さえろ

ボディーボード仲間のアンジェとジミー。

最近よくこの３人で遊ぶようになった。

アンジェは、うちの探偵事務所の真向かいにある雑貨屋の孫娘で、アンジェに頼まれて時々雑貨屋の店番をすることもある。多分同い年かな。赤茶色の長いウェーブの髪で、目が大きくて可愛らしい。今のところ、彼氏はいないみたい。

ジミーは地元のポリスマン。

あたしより２つくらい年下。あたしのことが好きみたいで、でも匠の存在もわかってるから、友達として一緒にいてくれる。何かしら事件の話とかしてくれるし、あたしや匠も仕事のことで警察絡みのことがあると、ジミーに協力してもらうことがある。匠も、ジミーのことを疎ましがっているようだけど、実はそんなにいやじゃないみたい。

本人は悪気なしの天然ボーイだから、そこがまた憎めないんだけど。

でも、どうやら彼はハワイ警察のお偉いさんの息子みたいで、本当はおぼっちゃまらしい。でも、仕事では家の素性は明かしてないから、こき使われてる。