この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
adult love 〜大人の恋〜
第11章 助けてもらったお礼は
(やっぱり広いなぁ……)

外から見ただけでも凄く大きなホテルだったのだ。30分程度では歩ききれないほど物凄く広い。

(でも時間が時間なだけに歩けるところが限られてる……)

だが散歩程度の麗奈にとってはちょうどよかった。

「夜中に独り歩きは危険だよ?」

「えっ!?」

後ろから声をかけてきたのは

「やぁ。僕のホテル気に入ってくれたかな?」

このホテルの経営者で、マスターの知り合いの信条さんだった。

「び、びっくりした……」

「驚かせてしまってすまないね」

微笑みながら詫びる。

「あの…素敵な部屋をありがとうございました!」

「いいんだよ。気に入ってくれたならよかった」

「はい!もうとっても……!」

「そうか…それより、少し付き合ってくれないか?いい場所を教えてあげる」

「いい場所……ですか?はい!行ってみたいです!」

まだ眠気はなかったし、経営者本人がいい場所と豪語するのだ。それは素敵なところなのだろうと期待しながら信条に付いていく。

「さぁ、ここだよ」

そこはカウンター席があるだけの小規模のバーだった。

「あの……私お酒は……」

「ああ、分かっているよ。ジュースなどもあるから大丈夫だ」

「それなら……」

「さぁ、どうぞ」

そう言って椅子を引いてくれる

(何にしよう……)

バーなど経験が無い麗奈はなにを飲もうか迷ってしまう。
ソフトドリンクも意外と種類があるのだ。

「もしよければ僕のおすすめを飲んでみるかい?」

「えっ、それって」

「もちろんお酒は入っていないよ」

「なら、お願いします!」

「分かった…マスター例のを」

「かしこまりました」

そうして出されたのはピンク色のベリーの香りがするものだった。

「わぁ……!綺麗!」

「ふふっ、気に入ってくれてよかったよ」

「はい!いただきます!」

そうして口をつける。

「意外とさっぱりしてて飲みやすいです♪」

「そうだろう?自慢の1杯なんだ」

信条が自慢するのも頷ける

そうしてたわいも無い話をしていると、段々と麗奈の呂律が回らなくなってくる。

(あれ……?)

「ふふ、そろそろかな?」

「しん……じょう……さん?」

「さぁ、今はゆっくりおやすみ。まだまだ夜は長いんだから」

不敵に微笑む……
/44ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ