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裏切る体
第4章 侵食される部屋
ベッドに身を投げ出して、大きく息を吐き、呼吸を整えようとする私の体。自分の身体なのにすっかり他人事だ。
「はぁ…はぁ…たまんねえな。」私の口からは依然として男の言葉が紡がれる。落ち着いてきたのかゆっくりと体を起こしてはあぐらをかく。
(もう満足でしょ…?私から出て行って!)ありきたりな言葉だが他に言うべきこともない。できることもない。
「満足?はは!お前が1番分かってんだろ?この体が満足してないことくらいよおー。」ぴくんっ。股から走る刺激に体が僅かに跳ねる。私の指が男に命じられてワレメをさすったのだ。
(お、お願い…やめて!)
「やめてだ?何をだよ。まだ何も始まってねえだろうがよ。」
(なにも…?)これ以上なにが始まるの言うのか。立ち上がり、机の上を物色し始めた私の行動に怯えることしかできない。
(続く)
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