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第39章 侵入者

ﾌﾟｸｯ…ﾌﾟｸﾌﾟｸｯ

ぁああん…

｢おっと、玩具が落ちそうだ。｣

加減が出来ないのか、一気に出たビーズが辛うじて引っ掛かり、
喜んでいる犬の尾のようにﾌﾞﾝﾌﾞﾝと揺れている。

『先輩、これは人助けですよ。落としたら汚れちゃいますよ。』

若い警察官は、同志を作りたいのか、上司を誘惑している。


そうか？

流されて上司はビーズを手に取る。

『落ちそうだから、戻すだけだ。』

言いつつも、力強く挿し込み、その様子を眺めている。

あぁあ゛…

ふぅうん…

人形は迎え入れて、またひねり出していく。

上司も最初は挿し込むだけだったはずが、人形の反応を楽しみ、出し入れをするようになっていった。