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*。:゚+ 小鳥遊 医局長の恋+゚*。:゚
第10章 プチ家出
「そんな事を言ったって無理です。日勤だけで入院11件で、その中の3人は重症ですよ?」

「師長さんは?」

…師長が居たとしてもきっと駄目だって言う。

「今会議中でおりません。」

…私じゃ頼りにならないってか?

「どうにかなりませんかね?」

…今日はやけにしつこいぞ?

「空いてないものは空いてないんです。だって今うちに来て、結局明日の朝には他科に…だったら最初から他科病棟で見てもらった方がいいとは思いませんか?明日の退院もありますけど、それも予約ベッドで埋まりますよ?」

…どうした小鳥遊?お前らしくないぞ。

「トーコさんだったらどうにかして貰えると思ったんだけどなぁ。」

小鳥遊は少し甘えたような声で言った。

…何それ?

今まで病院内に居る時に、たとえ電話だったとしても、冬は名前で呼ばれた事は一度も無かった。家で甘えている時のような物言いに、冬はあからさまにムッとした。

「先生そう仰られても無理なんです。」

冬のイライラもマックスだったが、同僚や後輩が二人の電話のやり取りを固唾を飲んでじっと見ている。

「意地悪…。」

小鳥遊がまた甘えた声を出した。

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