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*。:゚+ 小鳥遊 医局長の恋+゚*。:゚
第16章 ずる休み
翌朝、小鳥遊が起きるとベッドに冬の姿は既になかった。Tシャツとハーフパンツを履いて、今泉の所へ行くと、朝ご飯の支度をしていた。
「先生おはようございます。」
冬は小鳥遊の着なくなったワイシャツをパジャマ代わりに着ていた。朝起きて冬がいる日常をとても幸せに感じていた。一度別れを経験してから、以前よりも余計に愛しいと思えるようになった。
「おはようございます。」
大きなシャツの丈は、太ももの真ん中辺りまであった。屈むと、下着が見えそうで見えない長さだ。
「よく眠れましたか?」
冬は新聞をテーブルの上にそっと置きながら笑った。
「ええ。」
腕は7分丈程に捲り胸元のボタンは2つほど外され、前かがみになると、ブラがちらりと見えてセクシーだった。たまにブラを付けて無い時もあり、その上に薄手のカーディガンを羽織っていた。
特に小鳥遊はそれを新聞を見ながらチラチラ眺めるのが好きだった。
今泉も小鳥遊も冬のこの格好が好きだったが、本人に伝えれば、着なくなりそうなので何も言わない。昨日あれだけ泣いて動揺していた冬は、いつもの冬に戻っていた。
今泉はまだ寝ているようだった。
「朝ご飯もうちょっとなの。待ってて下さいね。」
そう言いながら台所で漬物を切っていた。
「トーコさん…辛い時には、我慢せずに泣いても良いんですよ。」
冬を後ろから強く抱きしめた。
「…ありがとう。」
冬は振り返って、小鳥遊の大きな胸に手を回した。小鳥遊も冬の甘い髪の香りを嗅いでいた。
「暫くこうしてて欲しいの。」
冬は小鳥遊の胸の中に顔を擦りつける様にして長い間、じっと動かずに深呼吸をしていた。
「先生おはようございます。」
冬は小鳥遊の着なくなったワイシャツをパジャマ代わりに着ていた。朝起きて冬がいる日常をとても幸せに感じていた。一度別れを経験してから、以前よりも余計に愛しいと思えるようになった。
「おはようございます。」
大きなシャツの丈は、太ももの真ん中辺りまであった。屈むと、下着が見えそうで見えない長さだ。
「よく眠れましたか?」
冬は新聞をテーブルの上にそっと置きながら笑った。
「ええ。」
腕は7分丈程に捲り胸元のボタンは2つほど外され、前かがみになると、ブラがちらりと見えてセクシーだった。たまにブラを付けて無い時もあり、その上に薄手のカーディガンを羽織っていた。
特に小鳥遊はそれを新聞を見ながらチラチラ眺めるのが好きだった。
今泉も小鳥遊も冬のこの格好が好きだったが、本人に伝えれば、着なくなりそうなので何も言わない。昨日あれだけ泣いて動揺していた冬は、いつもの冬に戻っていた。
今泉はまだ寝ているようだった。
「朝ご飯もうちょっとなの。待ってて下さいね。」
そう言いながら台所で漬物を切っていた。
「トーコさん…辛い時には、我慢せずに泣いても良いんですよ。」
冬を後ろから強く抱きしめた。
「…ありがとう。」
冬は振り返って、小鳥遊の大きな胸に手を回した。小鳥遊も冬の甘い髪の香りを嗅いでいた。
「暫くこうしてて欲しいの。」
冬は小鳥遊の胸の中に顔を擦りつける様にして長い間、じっと動かずに深呼吸をしていた。