この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
*。:゚+ 小鳥遊 医局長の恋+゚*。:゚
第1章 突然の始まり
小鳥遊(たかなし)医局長は既婚者だ。脳外科の医局長で、いわば小峠の上司で、真面目でワイルドな超イケメンだ。仕事も早いし、他の医者と違って、看護師が催促や確認をしなくても指示漏れなども無い珍しく“完璧”な医者。人望も厚く、浮いた噂は一切なしの上に、奥さん一筋…と噂があることも年齢を問わず、ファンが多い理由だ。

…そんなカタブツ医局長と寝た…なんて言ったら、そりゃ誰だって驚くよね。

冬はカートを押しながら、小峠の驚く顔を思い出し笑った。

…そんなん…嘘に決まってるじゃん。

医者との付き合いはいつも面倒だった。顔も普通で取り柄と言えば痩せてるだけの、自分のような看護師は所詮、不倫や、遊ぶのに丁度良いと思われていると冬は分析していた。

…医者なんて遊びたい放題。

それでも言い寄って来る医者がいるのは、冬自身が思っているより美人で可愛らしかったからだ。他の看護師とは余りつるまない上に、真面目で、誰に対しても親切で、口が堅くプライベートもミステリアスだった。そんな冬にとって小峠は普通なら医者でも全く相手にもしない部類だ。

…完全なるアクシデント。

病棟でも隙あらばベタベタしようとしてくることが、冬は何よりも許せなかった。

…遊びなのにセックスが下手だなんて話にならない。

小峠は他病棟の看護師ともよく噂になった。それも何人も同時だった。その殆どは、看護師本人が他をけん制するために流しているようなものだ。

…そんなにまでして、あんな禿と結婚したいとか信じられない。

別段嫉妬もしなければ、詮索もしたくは無かった。点滴のカートをコロコロと押しながら、冬は次々に病室を巡回した。

…さらば禿!家に帰ってシャワー浴びて寝よっと。


+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+
/566ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ