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ハツコイ♥アゲイン
第7章 惚れない理由が無い

「つーかお前、追いかけている時笑ってなかったか?」

「……陽向」

「マジで見ちゃいけねぇもん見た気が…」

「好き」


抱きついたまま、ハッキリ告げた。

……1週間前に引き続き2回目だ。


「陽向が好きなの」

「………!」

「気まぐれでも、暇潰しでもないよ。
だって心が本気でそう感じてるんだもの」

「………」

「あの頃と同じなの、誤魔化せない」


シャツを握ったままゆっくり体を起こして
泣きそうな気持ちをグッと押さえて、陽向を見上げる。


「もう一回言うけど、付き合ってよ」

「……だから、この前も…」

「だいたいこうやって助けにきたりするから、嫌でも惚れちゃうんだよ。
半分は陽向が悪いと思うんだけど」

「………!」

「〜〜行動に問題アリなのはお前だ!」



……って、なに言ってんの私。
こうやって勝手にヒートアップするの、ほんとやめなよって自分でも思う。

でも……嘘付けないからどうしようもない。

この人の前だと
抑えた気持ちが、結局溢れてしまう。


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