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第15章 ハツコイ♥アゲイン

……どうしよう。

胸がいっぱいで、熱い想いが込み上げてきて

嬉しいとか
幸せとか

私が知ってる言葉では表せない程の、光輝く感情が溢れてくる。


「……っ 逢いたいって…、初めて聞いた…っ」
「嘘つけ。大袈裟なんだよ…」
「私のこと好きっていうのも、初めて言ってくれた…っ」
「……」
「…うっ……っ」


優しく抱きしめてくれる、陽向の胸に顔を突っ伏して
堪えようと必死なのに涙が止まらない。


「う、ひっく、えぇー…、うぅ…」
「……お前、もう少し可愛く泣けねぇの」
「だ、だって…」


良かった。
勇気を出して本当に良かった。


「嬉しくて仕方ないんだもん。
“ ちょっとの時間 ” でもこうして会えて、想いを伝えられて」

「……！」

「 “ 帰る前に ” 陽向の気持ちも聞けて…」

「ちょっと待て」


私の両肩を持って、陽向が自分の体から引き剥がした。


「・・・帰る？」