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第4章 DO・ストライク

なぁにが巧妙だ！
自分で感心するな！

携帯を握り締める手に、更に力が籠る。


「ねぇ、笑いごとじゃないよ。
お兄ちゃんの友達もみんな凄くビックリしてたんだから…」

『陽向もだろ？』

「～～あ、あ、あいつだけなぜか冷静なんだよ！
すっかり馴染んで、今も普通に中で飲んでるし…」

『え？そうなの？』


電話の向こうで、初めて違う反応を見せたお兄ちゃん。


『俺、あいつには胡桃がいるって言って無かったんだけどな』

「………！！」

『内緒にしてたんだよ。
びっくりさせようと思って』


なんだと！？


『驚かせたかったのは、他の男３人じゃないし。
陽向と胡桃の為に開いた会だから』

「……は！？」

『まぁ、でもあれだな。
主旨は伝えてないけど、３人とも頭いいからさ。
ここからはちゃんと空気読んでくれるよ』

「な、なに言ってん…」

『あ、隼人！ 俺も次ビール』