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第10章 変わる距離

「秋人と…シたい訳じゃ…ない……から…」

そういいながらそっと唇を重ねた姫紗。

「ﾝ…ﾁｭｸ…」
「ﾁｭ…ｸｽ…どうだか」

そういうと秋人は抱き上げてソファに連れて行く。上から見下ろすとふわりと優しく笑いかけた。

「愛してるよ」
「…///」
「俺から離れようとは思うなよ？」
「…秋人…///」

そういうとそっと腕を伸ばして首に巻き付かせようとしていた。その手を取り指を絡めると抱き寄せる。

「今日…どうする？」
「どうするって？」
「家帰るか？」
「……」
「考えといて？」

そういうと服を貸した秋人。袖を通すもやはり少し大きかった。