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starlight kiss
第14章 幸せの伽輪
そういいそっと自身の人差し指を唇に合わせて【秘密】と合図をした。

「じゃぁ…」
「ごめんね、俺がここに来たこと、これ…内緒にしてくれませんか?」
「かしこまりました」

そうしてお会計をして秋人は姫紗の待つスタジオに戻ろうとしたがその前にと電話をした。

『はい、時任で』
「俺。今から戻る」

なんだか子供みたいに相手の答えが待てない自分がなんだか凄く笑えてきた。しかしポケットと手の中の小さな箱の感触が何とも言えずもどかしい感覚にもなっていた。
通話も終えて車に乗り込んで急いで帰って行った。

「ただいま」
「お帰りなさい…」
「間に合ったな…」
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