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starlight kiss
第20章 最大の山場
この日は野外での撮影だった。そんな中で姫紗もやはりマネージャーと言う立場上同席する。スタッフ達と距離を取り、離れた所で秋人の撮影を見ていた。

「良かった、笑えてる…安心した…」

そう。外での撮影でもほかの人も一緒にいた。
撮影中になにやら話をしているものの何度となく目を細める仕草がある。

「機嫌悪いかな…」

そう呟いていた時だった。肩を叩かれた姫紗。

「はい?」
「やっぱりあんたか…居たよ?」
「え?」
「ハルを返してよ!」
「独り占めなんてしないでよ!ただでさえずっと一緒にいるのに!」
「あの…ッ!?」

頭に軽い衝撃とともにどろりとした感覚があった。
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