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第20章 最大の山場

秋人は自身のマンションに車を置いてマンションに向かった。

そのころの姫紗は車に乗り込んだ。発車して少し走った時だ。
信号近くで止まり再度発進しようとしたときだった。女の子が１人両手を広げて姫紗の車の前に飛び出してきたのだ。それを革装とハンドルを思い切りきった姫紗。その瞬間…


ガンッ！…ガシャン！


あたりは騒然とする。姫紗の車はガードレールにぶつかった。

「車がぶつかった！」
「救急車！」
「女の子は？無事？」
「運転手は！」

いろんな声が飛び交っていたのだ。もうマンションは目前だったのに…姫紗の思いはマンションに…秋人の元に届かなかった。