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starlight kiss
第20章 最大の山場
すぐに総合病院に着いた。救急外来に入っていく姫紗を見送るしかなかった秋人。それでも不安でどうしようもなかった。そしてそれ以上に秋人は後悔していた。

なぜあの時離れたのか

何であの時1人にしたんだろうか

無理矢理にでも…

姫紗が何と言っても…

一緒に居たら…

一緒に出ていたら…

こんなことにならなかったかも知れない…

そんな事を考えたまま祈るように両手を握りしめていた。

1時間…

2時間……

時が経つのがものすごく早く感じていた。それすらどうなんだと言う位の重たい気持ちと不安といい知れない恐怖が秋人を襲っていた。

「早く…戻ってくれ」
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