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第23章 右手に愛を、左手に光を。

「え？それって…」
「だからでしょうね。あのハワイでの写真集の中でかなり評判良かったんです。あなたの撮ったハルさんの写真。」
「そう言っても…」
「いくら腕の良い写真家でも撮れない写真をあなたは撮れるんです。」

そう、姫紗が撮った秋人で写真集を出そうという話だった。
草間は口を出すこともないままじっと姫紗の言葉や返事を待っている。

「あの…この話持ち帰っても良いですか？」
「構いません。一応の大まかな企画書ですのでお持ち下さい？」
「ありがとうございます。」

そうして話し合いも終わりそのまま姫紗と草間はその場のカフェに残り話をしていた。