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第4章 新たな出会いと、心の出会い

「でて左。」
「…お借りします。」

そうして浴室に向かう。バタンと言う音とシャワーの音を聞いてハルはタオルを持って脱衣所に向かう。そっと置いてすぐに出た。
15分位したか、姫紗はシャワーから出た。タオルを見つけ嬉しそうにはにかみながら体を拭いた。着ていたものをまた着込みタオルをどうしたらいいか迷っていた。そんな時だ。ハルは脱衣所にやってきた。

「大丈夫か？」
「あ、はい。タオル！ありがとうございます。」
「いいよ、そのまま入れといて？」

そういいながら横にある洗濯機を指さした。そのままＴシャツを脱ぐハル。ぱっと顔を背ける姫紗に笑いながら背中越しに声かけた。