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後輩くんの挑戦状 ~僕に惚れてもらいます~
第7章 休日の小悪魔

だいたいメガネのひとつやふたつで君の印象が変わるわけあるか。

私は彼の目元を囲うフレームを透かして、彼の目鼻立ちを改めて観察した。あくまでメガネを見ているふりをして。


“ 間違いなく女受けする顔…。テレビの中で恋愛ドラマを演じていても頷けるし ”


その爽やかフェイスは、まるで茶の間を虜にする若手のイケメン俳優。

でもね

悪いけど私からすれば…君は決して主役でないの。

たとえば存在感だけは主役級で、ヒロインに爽やかに接しつつも陰でよからぬ企みを働く曲者か。もしくはヒロイン達の恋愛模様を俯瞰して楽しむ役。

…そうとしか思えない。

ただこれを口に出して言ってしまうと彼の大部分を否定することになりかねないので、そこまで失礼な発言はさすがにできないが。


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