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第7章 親友

ん？

何か百合発言の様なものが聞こえましたねぇ。
…成る程私と同じタイプの方だったんですね。

しかし困りましたねぇ。
今はミュゼに子供を作るように言われてますから百合を推奨するのは難しいとして、、好意を抱いている相手もリリィだから妊娠してしまってますし、成就するのは難しい…と。


少し荒療治させてもらいましょうかねぇ。


「ミーナさん。シェンと申します。ミーナさんの事は、リリィから故郷にいる唯一無二の親友だとお聞きしています。これからもリリィ共々よろしくお願いいたします。」

そこで仕方なく、といった感じでコクリと頷いた。

「そこでご相談があるんです。実は私は様々な町を建て直すお手伝いをするために旅をしているのですが、助手をしていたリリィが子供を授かったので、この町では休んでいてもらいたいんです。
そこで、ミーナさんに案内役やお手伝いをお願いしたいのですが、どうでしょうか？」

「そんな、シェン様！私は働けます！」


「リリィありがとう。でも、魔法で体を守ることはできますが、安静に越したことはないんですよ。
この町は貴女の栄養源です。
ゆっくりといろんな方と語らうと良い。
そうすれば、お腹の子供もすくすくと成長してくれますよ。」