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すべての生き物に愛を求めて
第7章 親友
そう話すと、さっきまでずっと眉間にシワを作っていたミーナが真剣な顔になり、焦げ茶色の目を真っ直ぐに私に向けてきた。

「わかったわ。リリィの代わりなんか勤まるとは思わないけど、町のためとリリィのためなら断る理由はないわ。」

サッと真っ正面を向いたときにサラッと動いた茶色のショートカットが潔い。
女性に使うと怒られそうですが、とっても男前な性格のようですね。

「助かります。では、一番話の通じる方の所に行って、どのような支援をするか相談したいので、案内をお願いします。
リリィはそこまで一緒に行きましょうね。」

リリィはこれから私の旅にずっと付いてくる事になっているので、この町の人達とはほぼお別れの様なものですからね。
私としては、今回はゆっくりとお話ししてほしいんです。

「じゃあ、こっちに来て。町長のいるところに案内するわ。」

ツンとした態度ですが、元々さばさばした性格なんでしょう。リリィが嬉しそうに付いていったので、私もその後をついていくことにしました。

10分くらい歩いたところにゲルの様な大型のテントがあり、町長だろう人物を含めて7人程の大人が仕事をしている。


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