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【マスクド彼女・序】
第4章 二日目・三日目【微弱な引力の作用】

「……!」



 凝視する正直の、その前で――。


 彼女の下した命令に伴い、ゆっくりと動き出した両手。


 まるで宙を泳ぐようにして、静かに持ち上げられた両手は、確実に頭部を覆うマスクへと向かっていた。


 正直の脳裏に幻覚を与えんばかりに、その所作は何処までも怪しく思える。


 だが、その直後――



「えっ……!?」



 予想だにしない行為に、正直は驚くと――そう声を漏らした。



 シュル――。



 音を立て、彼女が床に落としたものは――


 制服の胸元の――三角スカーフ。


 そうして――



「な、なにを……?」



 思わず差し挟んだ正直の疑問に、彼女はそれを止めることもなく。


 制服の上も――その下、スカートすら。



 ぱさっ……。



 俄かな衣擦れの音を、立てながら――


 唯は自らの身体より、それらを脱ぎ去ってしまった。

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