この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
【マスクド彼女・序】
第5章 四日目・五日目【表側の景色と裏側の闇】


「お、おはよ……」


 まだ目覚めが覚束ない顔でエデンへ。

 とりあえず部屋の真ん中で見かけた背中に、そんな挨拶をした。

 が、正直は既に、大きな違和感を覚えている。


 えっ……?


 ゴシゴシと目を擦った。一瞬、見間違えたと思った。

 だって――その後ろ姿は――いつもよりも、ずっと背が高いから。

 そしたら――


「――!」


 その人物も気配を察し、直後――徐に振り向いていた。


「あっ……ああ……」


 正直は思わずそう声を漏らし、顔中にその驚きを顕わにする。


「どっ、どうも――おはようございます」


 深々と丁寧に頭を垂れ、彼女は緊張気味に挨拶を返した。

 数秒して、お辞儀を終えた顔を、正直は再びまじまじと眺め――そして、こう訊ねる。


「あ、新垣さん…………が、どうして?」


 それに対し――


「あの、先輩……それが、ですね……」


 紅く染めた顔を少し逸らすように、新垣璃子は困ったような笑みを浮かべていた。

/220ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ