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第2章 いつもの日常

そうさらりと述べる .

述べた後 , 深々と頭を下げて一歩後退する . 

「 晃 . よろしく . 」

なるべく冷静を装うものの , 

よく見るとすごく 魅力的だった . 

栗色の短髪で , 髪と同じ色をした瞳 . 

清く美しく , 顔全体のバランスが良い . 

しかも執事服がとても似合っている . 

「 今日から部屋の掃除などは 黒澤にしてもらいます .

 朝なども 無論 黒澤に起こしてもらってください .」

そういうと , 

「 叶那様は 神咲が送るはずですので , 

神咲 , 任せましたよ . 」

そういうとすたすたと私の部屋へ上がっていく

メイド長 , 基（もとい）榊 , そして 黒澤 . 

私は朝食に手をつけていなかったことに気づき ,

優雅に , けして汚くなど食べないけれど . 

綺麗に美しく食べる . 


私の食べ終わった頃合を見て , 

「 では 高校までお送りいたします . 」

そう神咲が告げたので , 

私は 真っ黒な漆黒のリムジンに乗り , 

高校へと向かってゆく …