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最初拒んでいたが段々逆らえなくなり最後は許してしまうシリーズ
第10章 『弟子』編
男の動きが一段と慌しくなり、女の下を向いた乳房が前後に激しく揺れる。
「ああっ! お師匠さま! なにかが、なにかが、来ます!」
「そう、私の合図とともに、昇りなさい……合図は、女であれば、わかります……さあ……」
男は女の更に奥へ奥へと打ち込むように、女の腰を掴み、一層強く突く。
男の激しい突き上げに徐々に女の身体は後ろにしなっていく。
眉を寄せ、半開きの女の口からは断続的に高い声が発せられた。
「さあ、もうすぐです! 参ります!」
「はうっ! お師匠様! ああっ! 来ます! ああっ! 来るっ!」
男は女の尻をがっしりと掴むと、最後に一度深く腰を入れ込み、その激しい動きを止めた。
その瞬間、女は首が後ろに反り、口からは声にならない息が吐き出された。
女の身体ががくがくと震える。
やがて、その動きが止まると、女の張りつめていた身体から力が抜けるように、前のめりに崩れ落ちた。
男が女の中から抜け出た。
男が立ち上がり、脱いだ着物を肩に羽織った。
「それでは次、お登勢さん、お千代さんと同じところからはじめてください」
濡れた女の瞳には、十人ほど正座した中から、一番若い女がおずおずと立ち上がる姿が映った。

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