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三人の王子の物語
第2章 ロタールの書

その言葉に、その場にいた全ての人間が−−−ロタール以外−−−一瞬動きを止めた
‘妃にしてやる’
これは大変な発言だ
「お前だけではない……ここにいる全員、一番最初に私の子を孕んだ者が妃だ!」
部屋が騒めき、女達に焦りの表情が浮かぶ
例えロタールが王になっても、妃にならなければ意味はない
しかし今更どんなに慌てたところで、最初の子種はこの女のものなのだ
「ック……出すぞっ!」
「アァッ…うれし…っ……私も……イクッ!
アアァアア!!」
ドクッ
ドクドクドクッ
第一王子の精子が注ぎ込まれ、女のナカは一滴たりとも逃すまいとあたかも喉を鳴らして飲むかの様に大きく波打った
「ハァ…ハァ……」
ロタールはずるりとモノを引き抜くと、固まったままの女達に向かって呼び掛けた
「さぁ、奉仕を続けろ。次に私の妃に名乗りを上げるのは誰だ?」

