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三人の王子の物語
第4章 ルートヴィヒの書

「き…ついな……」
ルーイは負けじと動きを速める
「ン…アッ!」
もはや喘ぐことしかできない彼女だが、その甘さの中の切ない響きと彼女のナカがもっと欲しいと啼いている
だが−−−
「マリア…もう……ッ」
これ以上は、ルーイの方が保ちそうになかった
「すまないっ……」
もっと繋がっていたいのに−−−
まだ果てたくはないのに−−−
「……ル…サマッ」
そんな彼の想いを汲み取ったのか、マリアは大胆に脚を彼の腰に絡み付かせた
果てても終わりはしない
何度昇り詰めようと、私たちは永遠に一緒なのだから−−−
「アッアッアッ…」
「マリア……愛してるっ」
「あぁああっ!」
気持ちを通じ合わせた二人は、同時に絶頂を迎えた
「ハァ…ハァ……ルーイ様……」
「ん?」
幸せに浸りながら寄り添う二人
「私も……ルーイ様の為なら何でも出来ます。この命も、何もかもを捨てて」

