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第6章 　パンツの行方　ー 窃盗事件 ー

～大学病院検査棟･肛門科診察室～
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　時刻は14時:26分
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2時限目の婦人科に向かう為、立ち上る春香
授業開始前に脱いだ、ブラジリアンショーツを探す
「ねぇ秋奈ちゃん、私の下着どこ？」
「えっ！さっきのカゴに入ってますよね」
「あれ、このカゴじゃなかったっけ？」
カゴの付いたワゴンを動かし、落ちてないか確認する春香
「カゴ付のワゴンは、それしかないはずですけど...」
秋奈は診察室内を歩き廻り、春香の下着を探す
春香も、机の下や診察台の下を覗き、探しまくる。
...
二人で探しても、春香の下着は見つからなかった
「なんで？どこ？」
床に膝をついて四つん這いとなり、必死に探す春香
秋奈が机の引出しを開ける
「ないですね」
「そこには、ないでしょ！！」
「だってもう、探すとこないですよ！これは、もしや...やられましたね」
「えっ！なにが？」
「盗まれたんですよ」
「まさかっ！！！」
「いや、それしかないですよっ」
「そっ！そんな～～～...」
茫然自失の春香
...
廊下から足音が聞こえる
♪ガラガラッ
診察室のドアが開き、二人はドアに視線を向ける。