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Desire エピソード2 ~公開恥辱的診察~
第6章  パンツの行方 ー 窃盗事件 ー
真面目な春香は、変態について考える
夫の博己は、考えるまでもなく、変態と決定
息子の将太は、思春期ということで、ギリセーフ
自分は...認めたくないので、セーフ
春香は、無理やり答えを出した。

考え込む春香を見て、恵巳が話し掛ける
「博己叔父さんは、自他共に認める変態でしょ」
「えっ!」
自分の叔父の事を、普通に変態呼ばわりする恵巳に、春香は驚いた
「将太君も高校生になって、変態に近づいてきたんじゃない?」
「なっ!何言ってるの?そっそっそんなことないわよっ」
必死に否定する春香
動揺する春香を見て、恵巳が確信する
”しばらく会ってないけど、将太君も思春期だし、きっと何かあったのね”
恵巳の顔がニヤけていた
ふと、壁に掛かる時計が目に入る
時刻は14時:39分
「あっ!!」
大きな声を上げる恵巳
2時限目の開始時間まで、あと1分と迫っていた
春香と恵巳は、急いで婦人科へと向かうのだった。
...
急ぎ足で進みながら、恵巳が話す
「でも、やっぱり一番怪しいのは、学生の中の誰かよね」
「えっ!」
「下着泥棒の話しですよ」
「ああ...やっぱ、そうよね」
「春香さん、なんか怪しそうな学生は、いませんでした?」
「そんな事言われても...あっ!」
「誰か、心当たりがあるんですか?」
「んー、ちょっと気になることが...」
春香の頭に浮かんだのは、赤城秀和だった。
...
1時限目が終り、赤城が退室する前に見せた、不敵な笑み
春香はその時、嫌な胸騒ぎを感じた事を思い出す。

急ぎ足で進む二人は、婦人科に着き、恵巳を先頭に診察室に入る
「失礼します。すいません、遅れました」
謝りながら入室する恵巳の、後ろに付いていく春香
室内には、50代前半の白衣の男が1人いて、電話をしていた。
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