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女子高生 姉と弟
第7章 シーン7
 立って姿見に映してみる。

 私、似合うなあこれ。脚が長くてまっすぐでひざが細いのが自慢なんだけれど、この下着でウェストを絞って細くするとすごいプロポーションになる。

 それから化粧鏡の前に座りなおす。

 先に髪を上げてトップでまとめる。

 全部こうやってアップにすると、それだけでほんと大人びて見える。

 頭のてっぺんでまとめた髪を一度縛ってから、金色のネットをかぶせて留める。

 鏡に映る私の姿はとても高校生には見えないなあ。

 化粧は入念に、このためにネットで調べたり、いろいろ試してみたりして研究した。学校の勉強だってこんなに真剣にしたことないくらいやった。

 化粧水をたっぷりと肌に含ませてからファンデーションを丁寧に塗る。リキッドタイプのほうが簡単だけれど斑にならないように充分注意する。

 アイシャドーのブラウンを先にまぶたに置いて全体をぼかす。私の目は二重でも細い二重で一重と間違われるのだが、新しく二重の境界にするところの内側を濃い目のブルーがかった色を塗り広げる。ここでアイラインを引く。

 アイラインはリキッドタイプではっきりと太く、新しい目の輪郭を想定して目じりを長くして少し跳ね上げる。

 したまつげの間の粘膜もペンシルタイプのアイライナーで塗りつぶす。
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