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第5章 エイペクス達の密談

「リョウ君と言ったね、ボトムは何人動員できそうかね。」

マサヒロが威厳のある声で言う。この男は身につけているものも高級品、所作も一流で時代が違えば一国の主でも通用するような風格がある。

「あ、はい。通常、男の供出は一度に100程ですが、うまく手配すれば300、いや400は大丈夫かと。」

「・・・500は欲しいが、致し方ない。」

リョウは少し上乗せしたつもりだったが、マサヒロの期待に応えられなかったと内心、落ち込んだ。

「まあまあ、そんだけ集められるのもリョウ君の手腕だ。そう言うな。」

タクが戯けてみせたが、マサヒロはクスリともせず、腕を組んだまま眉間に皺を寄せている。

「あの・・・作戦はどうするおつもりですか？」

リョウが沈黙に耐えかね、呟いた。