パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第6章 囚われのアイリ

「出ていっていただける？見られると、着替えられないわ。」

アイリは気丈に振る舞った。どんな状況であれ、人間の矜持は忘れたくない。
先程の女性達は残念ながら、心までブイユの家畜に堕ちてしまっていた。
もしこの先、体を汚されたとしても心までは汚されてはいけない。

愛する夫のためにも。


少し前、リョウはアイリにポツリと漏らしたことがある。
エイペクスの仲間達とクーデターの計画があると。アイリとそのエイペクス達に面識は無かったが、かなり優秀な人達だとリョウは言った。

信じていれば助かる。いずれ先程の彼女達も助け出すことができるだろう。

『ふむ、なるほど・・・。では部下のブリュンを置いておく。もし何かあれば彼に相談するといい。』

ブルガはそう言い残すと、部屋を後にした。